一般社団WELLEXは、2022年10月10日(祝)兵庫県芦屋市にて芦屋フットボールフェスティバル実行委員会と「第一回芦屋フットボールフェスティバル」(http://ashiya-wellness.com/ashiya-football-festival-2022/)を開催しました。
このイベントはフットボール(サッカー)を通して地域交流や地域課題の解決を行うため、企業や学生などが力を合わせて開催する初のイベントになりました。
サッカーに関わる人はもちろん、サッカーに普段関わらない人でも楽しめるように、移動販売のプラットフォーマーのモビマル(https://mobimaru.com/)と連携し、キッチンカーなどのマルシェや企業ブース、縁日などのブースも出店されるため、様々な人が楽しく学べるイベントとして開催しました。
当日は小中高生や親子連れ約1000人が来場して、スポーツの秋を満喫。戦禍のウクライナから避難した女性3人が料理を販売するキッチンカーも出店しました。
【第一回 芦屋フットボールフェスティバル開催概要】
開催日時 | 2022年年10月10日(祝)午前9時00分~午後5時まで |
開催場所 | 芦屋学園グラウンド (兵庫県芦屋市陽光町2-2) |
入 場 料 | 無料 |
主 管 | 一般社団法人WELLEX |
後 援 | 第一回芦屋フットボールフェスティバル実行委員会 |
後 援 | 芦屋市、芦屋市教育委員会、学校法人芦屋学園(芦屋大学、芦屋大学大学院、芦屋学園高等学校、 芦屋学園中学校、芦屋大学附属幼稚園) |
協 力 | MSD株式会社、一般社団法人日本移動販売協会 、芦屋大学・学園サッカー部、株式会社ProblemSolving、U-J Bridge, 新洋海運株式会社、マラガCFジャパンアカデミー など |
協 賛 | 株式会社スパイラルの田中、有限会社木陰、有限会社山本組、天空の郷、株式会社キュアレ、 株式会社イフミック、テイコク製薬株式会社、asuperanza合同会社、Hair Salon コナカ、R.project 他 |
開催条件 | 雨天決行(荒天中止)/ 新型コロナウイルス関連:国・自治体の判断に準拠 |
目 的 | フットボール(サッカー)を通して地域交流や地域課題の解決を行うイベント |
イベントスケジュール
【イベント内容】
①少年サッカー大会の実施による交流とスポーツによる観光誘致
②ウクライナの避難者との交流
③障がい者サッカーなどの体験会と交流
④移動販売や縁日、健康関連ブース
⑤企業の展示ブースや職業体験、地域交流
⑥地域交流・SDGs体験
イベント目的・背景
新型コロナウイルスの流行後、心身の健康だけでなく、地域間や他者とのリアルな交流などの社会的な面や、経済的な面での健康が損なわれています。
そのような様々な問題に対して、フットボール(サッカー)を通して地域交流や地域課題の解決を行うイベントを企画し、芦屋市などの自治体や芦屋大学などの教育機関、企業や団体などのと連携し開催しました。
地域の未来を創る学生のアウトプットの場
今回は、芦屋学園(大学・高校)サッカー部の学生がイベントの企画や運営に参画し、 このイベントを通じたキャリア教育を実施しています。(Future Project芦屋モデル)教員だけでなく、企業や行政と共に力を合わせ人材教育に取り組むことでの地域経済発展に貢献。
学生が運営や各企業のサポートを行うことで、社会人との繋がりが持て将来のビジョンの共有や学生と企業のキャリア教育やリクルートの一環になるアウトプットの場としてイベントを開催しています。
イベント内容
当日のイベントは下記の内容で同場所で開催致しました。
①少年サッカー大会の実施による交流とスポーツによる観光誘致
当日は地域の小学4年生を対象としたサッカー大会を開催(参加チーム12チーム)しました。
地域外のチームも参加することでサッカーを通して、芦屋市外からの芦屋市へのスポーツによる観光誘致を行い地域の活性を目指します。
子供だけでなく、保護者や家族も来ることで来場数は多くなりました。
②ウクライナの避難者との交流
ウクライナからの避難者がサッカーやイベントを通して笑顔で元気になってもらえるように、交流機会をキッチンカーでウクライナ料理を販売しました。当日販売した利益は、避難者の活動の支援として当てられました。また普段食べる機会がないウクライナ料理を、初めて食べる人も多く食を通じて様々な国の事を知るきっかけになりました。
③障がい者サッカーなどの体験会と交流
当日はアンプティサッカー(切断障がい者)、デフサッカー(聴覚障がい) 、視覚障がい者サッカーに関連する選手達に来ていただき、障がい者サッカーに触れる体験・交流会を実施しました。 また、パラスポーツを推進されている参議院議員の今井絵理子議員さんも参加され、トークショーも開催しました。
アンプティサッカーは関西2チームの選手が参加され、杖を使ったアンプティサッカー体験を行い実際に足の無い状態でのサッカーを体験。
デフサッカー体験では、デフフットサルの日本代表の船越弘幸選手が実際に手話を使いながらコミュニケーションや、手話を使ったトレーニング体験を実施しました。
視覚障がい者サッカーは、トレーニング中の不慮の事故で視覚障がいを患ってしまった松本光平選手 (デウソン神戸Fリーガー 元プロサッカー選手)がプロフットサルチームのデウソン神戸の選手達と一緒に参加。視野を狭めるように作られたゴーグルなどを使い、擬似的な視覚障がいを体験しながら一緒にボールを蹴りました。
これらの体験や選手との交流により、障がい者スポーツへの理解と認知度の向上を促し、また体験を通じた共生社会への意識を高めるきっかけとなればと思っています。
④移動販売による食育や健康に絡めたイベントの実施
今回は10店舗のキッチンカーが参加され、様々な飲食を楽しめる場所を提供しました。大会に参加している子供達だけでなく、保護者や地域の住民の方もキッチンカーに足を運び、普段食べられないような食事を楽しんでいました。
また、健康に関連する専門家や関連する企業によるブース出店やワークショップの開催による健康増進の機会を提供し、子供達の健康増進のきっかけを促しました。
⑤企業の展示ブースにてPR活動や職業体験の実施
来場者に対して、13店舗の地元企業などの展示ブースにてPR活動の機会を提供しました。様々なブースにて体力測定会やバブルサッカー体験や、ネイルや寝具の体験など様々なブースによって賑わいをさらに活気付けました。また縁日など子供が楽しめるイベントブースなど配置して、サッカーをしない子供も楽しめるような場所も作りました。
⑥地域交流・SDGs体験
環境への意識を高めると共に、持続可能な地域の環境のための学びの場とする水質問題に関連する学びのワークショップなども開催しました。サポートしてくれた高校生や大学生も参加して、持続可能な社会に対してのインプットも行いました。
また芦屋市のだんじりふれあい体験(三条だんじり)とわかばこども食堂も参加。コロナウイルスの蔓延後に自粛していただんじりの活気に触れることで、参加者や周辺住民も活気や笑顔に包まれました。
今後の展望
今回初めて行った芦屋フットボールフェスティバル。
初めての取り組みながら、地域の方と一緒に作りながら行いました。
今後は継続したシティプロモーションとして年に1、2回の頻度で行う予定にしています。また芦屋大学とも連携し、サッカーだけでなく他のスポーツでも取り組みながら学生と共に地域や社会課題を解決するための取り組みにしていく予定です。
また今後は同様な形で、他地域での開催や「スポーツ」だけでなく「ものづくり」や「美容」など様々な形での地域活性につながる取り組みを様々な方々と一緒に創ろうと思います。
当日参加された方や、準備を協力していただいた方、地域の皆様の協力と理解の上行うことができたイベントです。皆様本当にありがとうございました。
芦屋フットボールフェスティバル
実行委員長 増田勇樹